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チームラボ 偕楽園 光の祭|チケット購入方法や混雑状況レポート

茨城県水戸市にある日本三名園の偕楽園では、『チームラボ 偕楽園 光の祭』が開催されています!

120年以上もの歴史ある『水戸の梅まつり』にあわせての開催となり、100品種3,000本の梅と一緒に光と音楽のアートを楽しむことができます。

 

チームラボの作品を見るのは初めてでしたが、入園してから一瞬でその世界観に魅了されてしまいました。

茨城県で見られるのは1ヶ月と限られた期間なので、ぜひ一度は見てほしいです!

 

今回は『チームラボ 偕楽園 光の祭』の開催期間やチケットの購入方法、混雑状況などの情報とともに、実際に見てきた感想もあわせてお届けします!

 

『チームラボ 偕楽園 光の祭』の開催期間

『チームラボ 偕楽園 光の祭』の開催期間は、2021年3月1日(月)〜3月31日(水)となります。

当初は2月13日(土)〜3月21日(日)の予定でしたが、茨城県独自の緊急事態宣言により開催期間が変更となりました。

 

時間は18:00〜20:30ですが、入園できるのは20:00までです。

偕楽園内はかなり広く、ゆっくり見て回ったら1時間以上はかかりました。

閉園ぎりぎりに行くよりも、よゆうを持って19:30までに行くのがおすすめです。

 

同時に開催されている『 第125回水戸の梅まつり』は、2021年3月1日(月)〜3月21日(日)までとなります。

こちらは6:00〜17:00までです。

夜の『チームラボ 偕楽園 光の祭』とはまた違う梅の表情で、春の訪れを感じることができます。

 

『チームラボ 偕楽園 光の祭』のチケット購入方法

『チームラボ 偕楽園 光の祭』のチケットは、こちらのteamLab 公式サイトから購入することができます。

偕楽園では当日券の販売もしていますが、前売り券の販売状況によっては購入することができません。

混雑することも予想されるので、前もって購入しておくのがおすすめです!

ネットでのチケット購入ならQRコードでの確認となるので、スムーズに入園できます

 

料金は以下の通りです。

大人 1,500円
中高校生 800円
小学生以下 0円

 

チケット購入後に日時を変更することは可能ですが、キャンセルはできません

予定が確実ではない場合には、当日券の購入を考えた方がよさそうです。

 

『チームラボ 偕楽園 光の祭』の混雑状況

IBALifeでは『チームラボ 偕楽園 光の祭』が開園する10分前、17:50ごろに東門に着きました。

門の前には長蛇の列ができていて、100mほどの距離を折り返しで並んでいたので200mくらいの列でした。

入園までにかなり時間がかかると思いましたが、開園してから10分ほどで入園することができました!

あらかじめ入場者数が決められていて、どんどん入園できるので、思ったよりもスムーズに入園できたのだと思います。

 

当日券売り場の混雑状況は確認できませんでしたが、前後の人はほとんど前売り券で入場していたのであまり混んでいなかったかもしれません。

しかし入園の列に並ぶ前にチケットを買うのは時間がかかるので、前売り券を買っておきましょう。

 

偕楽園内はかなり混雑していましたが、園内を自由に歩き回ることができるので、それほど密に感じることはありませんでした

特にきれいに見える場所では人が集まっていることもありましたが、ぶつかったりすることもなく進めました。

 

駐車場の混雑状況は確認することができませんでしたが、かなりの混雑が予想されます。

車で偕楽園に行く場合には、あらかじめ近くのコインパーキングなどを探しておくといいですね。

 

バス停には行列ができていたので、バスも混雑していることと思います。

わたしたちは水戸駅から歩いて往復しましたが、片道40分程度でした!

ゆっくりと水戸の街中を散歩しながら、『チームラボ 偕楽園 光の祭』の余韻に浸るのもおすすめです。

 

展示作品

『チームラボ 偕楽園 光の祭』の展示作品は、「Digitized Nature」というアートプロジェクトの1つです。

「自然そのものが自然のままアートになる」というコンセプトで、長い年月をかけて自然がつくる形を生かしてアートを創り出しています。

触れることで色が変化するなど、観客も一体となって楽しむことができます

 

IBALifeでは開催初日の3月1日に行ってきました!

東門から入園し、偕楽園内を1周してきた様子をYouTubeで公開しています。

 

呼応する松とつつじ

 

東門から入園すると、まず見えてくるのが「呼応する松とつつじ」。

樹齢250年の霧島つつじをはじめ、どうだんつつじや松などが色とりどりにライトアップされています。

その景色は圧巻で、入園直後からチームラボの世界観に取り込まれてしまいました。

 

木々を照らす光はそれぞれ自律して点滅していますが、人が近くで立ち止まると色を変え、色にあわせた音色を響かせます。

そしてその光は放射状に周りの木へ伝播していき、どんどん光と音色を変化させていきます。

普段はあまり意識しない他の人の存在を、押し寄せてくる光によって感じることができるでしょう。

 

具象と抽象 - 陽と陰の狭間

松とつつじの間を抜けて芝前門をくぐると、「具象と抽象 - 陽と陰の狭間」の巨大なアートが目に飛び込んできます。

 

偕楽園は徳川斉昭の意図で、園内に陰陽の世界を体現したといわれています。

松とつつじの庭園を「陽の世界」、クマザサや大杉森、孟宗竹林を「陰の世界」とし、その境界にあるのが「具象と抽象 - 陽と陰の狭間」です。

結界をイメージした作品で、森の中に平面レイヤーが表現されています。

奥行きのある森に網目のような光が張り巡らされていて、とても不思議な感覚でした。

 

この作品はあらかじめ記録された映像を再生しているのではなく、コンピュータープログラムによってリアルタイムで描かれています。

森に入った人々の影響を受けて変化し、同じ絵を見ることはできないそうです。

ここでもチームラボの作品の一部になり、一緒にアートを創り出す感覚を味わうことができます!

 

自立しつつも呼応する生命と呼応する大杉森

中門を通り抜けると「自立しつつも呼応する生命と呼応する大杉森」が待っています。

森の中にはたくさんの卵が立っていて、それぞれがきれいに光り輝いていました。

 

卵や木々の光はそれぞれ自律していて、ゆっくりと点滅し続けいています。

人が触れたり風に吹かれて揺れたりすることで光の色が変化し、それと同時に色特有の音色を響かせます。

周囲の光も変化していくので、同じ空間にいる人の存在を感じられる作品です。

 

「呼応する松とつつじ」と似たようなアートですが、自分の手で触れることでより作品に参加している気分になれました!

 

増殖する生命の倒木 - 次郎杉

笹の藪を抜けて階段を降りると、「増殖する生命の倒木 - 次郎杉」があります。

こちらは1964年の大型台風で倒木となった次郎杉を使ったアートです。

朽ちて空洞になった大木の幹の中で四季が移り変わっていき、花が咲いては散っていきます。

 

年月をかけてできた倒木の姿、そして誕生と死滅を繰り返す花々。

長い時間の生命の連続の中に、自分が存在していることを表現しています。

さまざまな時空が重なり合う空間で、ここに自分がいる"今"を感じることができました。

 

増殖する生命の巨木 - 太郎杉

次郎杉のとなりには「増殖する生命の巨木 - 太郎杉」があります。

樹齢800年といわれる高さ25m、幹回り5.7mの巨木にも、同じように花の誕生と死滅が永遠に映し出されています。

 

「増殖する生命の倒木 - 次郎杉」と同じアートですが、生きている木だからなのか、なにか違うものを感じました。

自分よりも何倍も大きい巨木の幹に、色とりどりの花が咲いていくのは圧巻でした。

吐玉泉の円相

太郎杉の向かいには「吐玉泉の円相」があります。

偕楽園一帯は昔から湧水が豊富で、吐玉泉の水は好文亭の茶室「何陋庵」の茶の湯にも使われていたそうです。

 

光で描かれているのは、禅における書画のひとつ「円相」。

チームラボが設立以来続けている、空書で表現しています。

 

円相は空中に杖などで描かれていたもので、悟りや心理、宇宙全体などを表したものといわれています。

見る人の心を映し出し、解釈は人それぞれです。

一緒に偕楽園を訪れた友人と、「なにに見えた?」とお互いに話すのも楽しいですね。

 

Walk, Walk, Walk - 孟宗竹林

吐玉泉を過ぎて坂を登ると、「Walk, Walk, Walk - 孟宗竹林」が見えてきます。

飛び跳ねたりかごを運ぶうさぎや、踊りながら歩く人々などが次々に映し出され、おとぎ話の世界に入り込んだかのような気持ちになりました。

わたしたちは見ることはできませんでしたが、牛車に乗るかえるなども現れるそうです。

 

この作品の元になっているのは、禅の「歩歩是道場(ほほこれどうじょう)」という言葉。

登場人物は終わりなく、どこまでも歩き続けていきます。

こちらもリアルタイムで描かれ続ける作品で、同じ絵を見ることはできません。

 

生命は連続する光 - 梅林

竹林を抜けると「生命は連続する光 - 梅林」が広がっています。

好文亭の前に植えられた1500本もの梅の木が1本1本ライトアップされ、ゆっくりと点滅していて幻想的でした。

近くを人が通ると強く光輝き、きれいな音色を響かせ、その光と音は周りの木々にも伝わっていきます。

 

いろいろな方向から光と音が押し寄せてくるので、梅林に迷い込んだ気分になりました。

迷いながらもたくさんの梅を見て、普段は感じられない花の香りも楽しむことができました。

少し道を外れると人がいない場所で梅の木に囲まれることもできるので、非日常の空間をぜひ味わってみてください!

 

偕楽園へのアクセス方法

住所 茨城県茨城県水戸市見川 1-1251
電話番号 029-244-5454
営業時間 2月中旬~9月30日:6:00~19:00
10月1日~2月中旬:7:00~18:00
駐車場 偕楽園下駐車場(140台)
常磐神社駐車場(70台)
千波公園西側駐車場(159台)
好文亭表門駐車場(障11台)
地図
公式サイト 偕楽園公式サイト

偕楽園へのアクセスは、電車とバスを利用する方法と、車で行く方法の2パターンになります。

 

電車の場合は東京方面からも東北方面からも、水戸駅で下車してください。

改札を出たら北口に向かい、4番乗り場か6番乗り場からバスに乗ります。

偕楽園方面のバスで約20分、降車後は徒歩で5分ほどで東門に到着です。

 

梅まつり開催期間中は土日祝日のみ、9:10〜15:30まで臨時の偕楽園駅が開設されます。

JR常磐線の下り線が停車しますが、『チームラボ 偕楽園 光の祭』の時間は利用できません。

昼間から梅まつりを楽しむ場合は、利用すると便利です!

 

車でアクセスするときは、常磐自動車道か北関東自動車道を利用するのがおすすめです。

常磐自動車道の場合は水戸ICで降りて、国道50号線と県道30号線を通って20分くらいで到着します。

北関東自動車道の場合には水戸南ICで降り、国道50号線と県道50号線を通って20分くらいです。

 

車の場合は道路も駐車場も、かなり混雑することが予想されます。

周辺には駐車場がたくさんありますが、入り口に近い場所はすぐ埋まってしまいます。

時間によゆうを持って移動するようにしましょう!

 

さいごに

今回は『チームラボ 偕楽園 光の祭』の様子をお届けしました。

8つの作品どれを見ても、とにかく"きれい"のひとことでした。

光と音の創り出すアートは、実際に行って体感してみて初めてよさがわかります。

ぜひ足を運んで、自分もアートの一部になって作品を楽しんでみてください!

 

水戸に住んでいて今までほとんど偕楽園に行ったことがありませんでしたが、もったいなかったと思っています。

チームラボの作品をきっかけに、水戸のよさをさらに知ってもらえればうれしいです!

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